29日に発表された資源エネルギー庁の情報によれば、27日時点の全国平均のレギュラーガソリンの店頭小売価格は、1リットルあたり174円となり、前の週に比べて0.3円上がりました。これで3週続けて小幅な値上がりが続いています。
値上がりの主な要因は、原油価格が下がり、それに応じて政府による補助金の支給額が減ったことです。
政府が支給している助成金は、先週と比べて、23日〜29日の支給分では1.6円減少していて、23.5円です。現在のガソリン価格は、12月4日時点で補助金がない場合、196.7円になる見込みです。この価格は、基準価格の168円と比べて28.7円高いです。補助率60%をかけた10.2円と、185円を超えた部分の11.7円を足した21.9円が、30日から1週間の助成金額となります。
補助金額が減るため、来週のガソリン店頭価格も上昇しやすい状況となっています。